今回は、育フェスCHUOが中央区家庭教育学習会との共催で開催した『親子で学ぶいのちの教室 AEDと救命体験』学習会イベントに参加させて頂いた際の模様をお伝えします。

こちらは、中央区家庭教育学習会との共催で行われており、区内在住、在園、在学のお子さんとその保護者が参加できる無料イベントです。前々回の日本橋社会教育会館と、続く前回の月島社会教育会館で実施されたイベントと同じく、育フェスCHUOが中央区家庭教育学習会と共催する形式の学習会のイベント第三回目となります。

今回は、今月3日に3年ぶりの小学校にて開催となった育フェスCHUO2022に関連した「子育て世帯に新しいテーマの情報提供」のシリーズ最終回の企画となりました。

 

(「AEDの使い方」の実技講習の模様)

 


 

【ご協力頂いた方】
○NPO法人ちば救命AED普及研究会理事長 本間洋輔 様

○育フェスCHUO発起人、保活座談会主催 高橋まきこ 様

【取材場所】
○月島社会教育会館 講習室(東京都中央区月島4丁目1-1月島区民センター5階)

【取材日時】
○令和4年11月12日(土)14時00分~15時30分

 

 AEDとは?

●そばに居合わせた人による心肺蘇生。

心臓が突然止まるのは、心臓がブルブルと細かくふるえる「心室細動」によって生じることが少なくありません。この場合には、できるだけ早く心臓に電気ショックを与え、心臓のふるえを取り除く「除細動」がとても重要です。

 AED(=自動体外式除細動器)とは、この電気ショックを行うための機器です。コンピューターによって自動的に電気ショックが必要かどうかを決定し、音声メッセージで電気ショックを指示してくれますので、一般の人でも簡単で確実に操作することができます。

 最近では空港や駅、催し物ホール、デパートや公共施設など、いろいろな場所にAEDを備え付け、その場に居合わせた人によってAEDを活用してもらうことで、今まで救急隊を待っていたのでは助からなかったかもしれない人々の救命につなげることを目指す動きが広がっています。

(出展:総務省消防庁「救命処置(防災・危機管理eカレッジ)」webサイト)

●傷病者の命を救い社会復帰に導く「救命の連鎖」。

救命の連鎖は、[心停止の予防][心停止の早期認識と通報][一次救命処置][二次救命処置と心拍再開後の集中治療]の四つの輪で成り立っており、この四つの輪が途切れることなく、すばやくつながることで救命効果が高まります。

 「救命の連鎖」の最初の三つの輪は、現場に居合わせた市民により行われることが期待されます。市民により心肺蘇生が行われたほうが、何も処置がなされなかった場合よりも生存率が高く、さらに、市民がAEDを使用して電気ショックを行ったほうが、救急隊の到着を待つよりも早い処置が可能になるため、生存率や社会復帰率が高いことがわかっています。

(出展:総務省消防庁「救命処置(防災・危機管理eカレッジ)」webサイト)

●AEDを用いて電気ショックが行われれば、約6倍の人の命が救えます。

突然の心停止から救命するためにできることは①119番通報、②胸骨圧迫(心臓マッサージ)、③AEDによる電気ショックです。このうち、119番通報をして救急隊の到着を待っていたのでは8.2%の人しか救命できません。

一方、胸骨圧迫をすることで2倍、さらにAEDを用いた電気ショックが行われることで、突然の心停止の半数以上の人を救えると言われています。

(出展:公益財団法人日本AED財団「AEDの知識(トップページ)」webサイト)

 

(出展:「総務省消防庁令和3年度救急救助の状況」を基に日本AED財団が作成したグラフ)

 

 

■イベント概要

○タイトル:「親子で学ぶいのちの教室 AEDと救命体験」

○主催:育フェスCHUO、中央区地域家庭教育推進協議会

○日時:11月12日(土)午後2~3時30分

○場所:月島社会教育会館 講習室

○講師:本間洋輔 氏(NPO法人ちば救命AED普及研究会理事長)

○対象:小学生から中学生とその保護者

○費用:無料

【リンク】育フェスCHUOイベント案内webサイト

【リンク】NPO法人ちば救命AED普及研究会 webサイト

 

(イベント案内「中央区家庭教育学習会のお知らせ」)

 

 

 当日の模様

今回の学習会では、身近にいる親しい人に対してだけでなく、見知らぬ人でもそばに居合わせた人が、救命の連鎖を行う大切さを参加した親子で学びました。

前半は、メッセージビデオを用いた当事者の体験エピソードの紹介や、講師の本間先生による救命の基本や統計を知る座学が行われました。その中では、AED認知が進んだ現代でも年間7万人(学校管理下では50人)を超える方が心臓突然死で死亡する実態が紹介されました。

まとめの講義では、心肺蘇生の現場で大切な3つのPUSH胸骨圧迫のPUSHAED電源ボタンのPUSH支援者となる自分の心をPUSHについての言葉が本間先生から参加者へ贈られ、皆さんとても熱心に受講されていました。

【第一部】座学(心肺蘇生概論)

心停止のリスクと心肺蘇生の理解

「当事者、ご家族から贈られたメッセージビデオ」

「心臓突然死の現状」

「胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの使い方」

【第二部】体験学習(コール&プッシュ)

犬のボジョレー君と一緒に学ぶ勉強会

「たたかう!救急アニメ 救え!ボジョレー!!」

「あっぱくんライト(心肺蘇生トレーニングツール)の体験」

「心肺蘇生編のふりかえり」

「3つのPUSH」

「コロナ禍での心肺蘇生の特徴」

【第三部】座学(子どもへの心肺蘇生)

子どもへの心肺蘇生とAED

「胸骨圧迫は胸の厚さの1/3」

「東京オリンピックパラリンピックでのエピソード」

「AEDにおける子どもと大人の分岐点」

「街のAEDマップ」

「宿題:今日の帰り道でAEDを3つ以上探す」

 

(心肺蘇生トレーニングツールを使った胸骨圧迫の体験)

(千葉PUSH(NPO法人ちば救命・AED普及研究会)Webサイトより)

 

 

■中央区家庭教育学習会との共催

●家庭教育学習会の概要

中央区家庭教育学習会は、中央区地域家庭教育推進協議会が主催する事業のひとつです。今回の勉強会は育フェスCHUOとの共催事業となります。

同推進協議会では、「地域の子育て活動を活性化」「親力の強化を図る」ことを目的として、学校・幼稚園PTAをはじめ地域で活動する団体・子育てサークル等との共催で家庭教育学習会を開催しています。

また、乳幼児期・思春期・発達障害をテーマにした「子育てキャンパス」、父親の子育て参加を目的とした「おやじの出番!」を実施するほか、幼稚園・学校と連携し新入園・入学準備期等にも家庭教育学習会を開催しています。

【リンク】中央区「家庭教育学習会」webサイト

 

 

■3年ぶりに「育フェスCHUO」が小学校で開催されました!

2015年度から毎年開催してきた育フェスCHUOですが、新型コロナ感染拡大により、昨年はオンライン開催となりましたが、今年は3年ぶりに集合形式(小学校で開催)が復活し延7回目の開催となりました。

育フェスCHUOではイベントの趣旨を「知ろう!つながろう!中央区の子育て」としていますが、参加される方の多くは情報収集を大きな目的としており、地域の実情を反映しながら毎年その時に求められたテーマを採り入れたイベントとなっています。

今年は3年ぶりの対面開催となりましたが、予定の500人を上回る600人の方々が参加されました。

 ●育フェスCHUO2022イベント概要

○日時:11月3日(木・祝)午前10時~午後4時

○場所:中央区立中央小学校体育館(中央区湊1-4-1)

○主催:育フェスCHUO実行委員会

○費用:無料

○対象:中央区及近郊にお住いの子どもと保護者、子育てに関心のある方

【リンク】育フェスCHUO公式Webサイト

 

(育フェスCHUO2022案内チラシ)

 

~誰でも笑顔になれる中央区を目指して~

 

文責:中央支部広報公益委員会