ERPの正しい理解
最近趣味で情報処理試験の勉強をしています。
情報処理試験というと、8bitだの16bitだの、CPUだのサブネットマスクだの、XSSだのSQLインジェクションだのRAID1+0だのアプセトネデブだの、そういうことをイメージされる方が多いと思います。
しかし、コンピュータっぽいテクノロジ分野は情報処理試験の一部であって、試験範囲はそれだけではありません。
情報処理試験にはテクノロジの他にマネジメント(管理)とストラテジ(戦略)が配点は低いですが試験範囲になっています。
例えば、マネジメントではプロジェクトマネジメントやサービスマネジメント(ここは今の私の担当に関係します。)、システム監査。ストラテジでは、システム戦略、経営戦略、財務、法務についての知識が要求され、経営学っぽいもの、経済学っぽいものも出題されます。
最近、映画:ビューティフル・マインドを観ましたが、ゲームの理論の話も出てきます。PPM分析やSWOT分析、マーケティング、PDCAの話なども良く出てきます。
そんな具合に理系から文系まで幅広く勉強することになるので、確かに範囲が広く大変ですが、実はとても面白く魅力的な内容なのです。
さて、システム戦略の話の中でERPという言葉が出てきます。
ERPは企業全体の経営資源を統合的に管理して経営の効率化を図るための手法で、それを実現するソフトウェアをERPパッケージと言います。
もう今から4~5年前になるかと思いますが、これもまた単なる趣味ですが自宅のサーバーに様々なWebアプリケーションを構築することに夢中になった時期がありました。
CMSやクラウドファイルサーバー、CRM等を試しました。そして、その中でOdooというERPも実は試してみたことがあったのです。
その時の印象は「なんだかいろいろな事が出来て凄そうだ。ただ、業務やその流れがこのWebアプリケーションにマッチしない企業も多そうだ。なので、ソフトウェア自体のカスタマイズがきっと大変なんだろうな。」くらいに思ったものでした。
しかし、最近、勉強していく中で知った事なのですが、当時のその私の理解は間違いだったことに気が付きました。
ERPというのはそもそも効率化されたビジネス・プロセスをソフトウェア・パッケージに落とし込んだものであり、あるべき業務の姿なのです。
従って、現業務プロセスにERPパッケージをカスタマイズするのではなく、逆なのです。
つまり、業務プロセスをERPパッケージに当てはめて業務そのものを再構築するのです。
いわばビジネス・プロセス・リエンジニアリングのようなものかもしれません。
最近はなかなか時間が取れず、Odooを再度構築してみるに至っていませんが、今度はそのような視点をもって検証出来たらいいなと思っています。
事務局 内田健太郎
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