2010年8月17日
この夏のヒーローたちへ
2010夏―――照りつける太陽。響く快音。割れんばかりの大歓声。試合開始のサイレンが甲子園全体に響き渡る。
大会第8日目―――
第92回全国高校野球選手権大会。
草野球すらやった覚えのない筆者だが、毎年夏になると楽しみにしていることがある。
夏の高校野球だ。もう20年以上前からの大ファンである。
地元(=神奈川)を特に応援しており、高校野球の予選(地方大会)から注目しているほどだ。
それにしても白球を必至に追いかける姿に、毎回心打たれる。
お盆の外出先でちょうど【早稲田実業】×【中京大中京】の試合が放送されていた。
共に1回戦を勝ち上がってきた両者。
特に中京大中京(愛知)は昨夏の優勝校ということもあり、連覇の重圧がのしかかっていた。
気力と気力のぶつかり合い。じわじわと点差が広がっていく。試合は序盤から早稲田実業(西東京)に流れていた。
ただ、点差を付けられても勝負を決して諦めない中京ナイン。9回最後にもぎ取った意地の1点。ツーアウトからの奇跡。
結果は圧倒的な強力打線で早稲田実業が快勝した。
試合には負けてしまったけれど、3年生にとっては最後の夏だったけれど、本当にとてもよい試合だった。
両チームの健闘を称えたい。
小欄を書いている現在まで、既に30校以上が甲子園を去って行った。そして今日ベスト8が出揃う。
栄光を掴めるのは予選から1度も負けることのなかった1チームのみ。
多くの汗と涙がしみこんだ甲子園。
この夢の舞台を目指してどれだけ多くの球児が悩み苦しんできたのだろうか。
勝負の世界は厳しい。しかし、時には勝利よりも価値がある敗北があるということを忘れてはならないだろう。敗北した者だけが知ることのできる特権だ。
それは必ず明日への糧となる。
さて、当日の夜に放送される『熱闘甲子園』も欠かせない。
ハイライトで今日の試合の結果を流していた。
勝った早実の選手インタビューにて。
『―ここまで勝ち上がってきた中京大中京もとても素晴らしいチームでした―』
2010夏―――
球児たちにとって忘れられない夏がそこにあった。
【通りすがりの職員T】
大会第8日目―――
第92回全国高校野球選手権大会。
草野球すらやった覚えのない筆者だが、毎年夏になると楽しみにしていることがある。
夏の高校野球だ。もう20年以上前からの大ファンである。
地元(=神奈川)を特に応援しており、高校野球の予選(地方大会)から注目しているほどだ。
それにしても白球を必至に追いかける姿に、毎回心打たれる。
お盆の外出先でちょうど【早稲田実業】×【中京大中京】の試合が放送されていた。
共に1回戦を勝ち上がってきた両者。
特に中京大中京(愛知)は昨夏の優勝校ということもあり、連覇の重圧がのしかかっていた。
気力と気力のぶつかり合い。じわじわと点差が広がっていく。試合は序盤から早稲田実業(西東京)に流れていた。
ただ、点差を付けられても勝負を決して諦めない中京ナイン。9回最後にもぎ取った意地の1点。ツーアウトからの奇跡。
結果は圧倒的な強力打線で早稲田実業が快勝した。
試合には負けてしまったけれど、3年生にとっては最後の夏だったけれど、本当にとてもよい試合だった。
両チームの健闘を称えたい。
小欄を書いている現在まで、既に30校以上が甲子園を去って行った。そして今日ベスト8が出揃う。
栄光を掴めるのは予選から1度も負けることのなかった1チームのみ。
多くの汗と涙がしみこんだ甲子園。
この夢の舞台を目指してどれだけ多くの球児が悩み苦しんできたのだろうか。
勝負の世界は厳しい。しかし、時には勝利よりも価値がある敗北があるということを忘れてはならないだろう。敗北した者だけが知ることのできる特権だ。
それは必ず明日への糧となる。
さて、当日の夜に放送される『熱闘甲子園』も欠かせない。
ハイライトで今日の試合の結果を流していた。
勝った早実の選手インタビューにて。
『―ここまで勝ち上がってきた中京大中京もとても素晴らしいチームでした―』
2010夏―――
球児たちにとって忘れられない夏がそこにあった。
【通りすがりの職員T】