2012年10月25日
月と星座と宙(そら)ガール
最近知った言葉がある。
『宙ガール』―――――――?
何のことだ!?
勘のいい方ならご察しかもしれないが、口頭で聞いた限りでは理解に時間がかかるかも知れない。
似た言葉に『山ガール』がある。山や登山をこよなく愛する女性逹を言うらしい。
つまり『宙ガール』とは宇宙や星座に対して、強烈なまでの好奇心と愛着を抱く女性陣を言うのだ。
しかも、それは単に〈好き〉という感情にとどまることはない。
立派な天体望遠鏡を所持しているだけでも驚くのに、主要なプラネタリウムに何度も足しげく通うよう
だ。
銀河系をイメージした洋服や星座をプリントしてある傘など、ファッションにも感化させているのが面白
い。
メディアによると、最近この宙ガールが増えているらしい。きっかけは今年5月に起きた金環日食との
こと。
太陽と月が交差する神秘的な天体ショーに魅せられたのかも知れない。
ただ、女性が宇宙に興味を持つのは不自然なことではないだろう。
占いが好きな方は多いだろうが、大体は星座占いから興味を持つのではないだろうか。
そういえば、月の神『アルテミス』は女神である。月の使者『かぐや姫』も・・・。
灼熱の太陽と違い、闇夜に照らすほのかな月明かりは、健気な女性を連想させる。
この地球も母なる星だったか。
さて、宙ガールには遠く及ばないが、筆者も少年マンガの影響で宇宙には大変興味がある―
――――が、少し話し過ぎてしまったため、今宵の月は半分しか顔を見せてくれないようだ。
月末の満月には黙して宙を見上げることとしたい。
【通りすがりの職員T】