2014年9月8日
映画「イヴ・サンローラン」が公開されたようです。
私はファッション関係には疎いので詳しくはわかりませんが、サンローランの生き方には
興味を持っています。
今回の映画がその部分にフォーカスされているかどうかも知りませんが、
サンローランの人生は壮絶でした。
サンローランは長くうつ病を患っていましたが、患いながらもファンションシーンをリードする
あれだけの仕事を成し遂げたのです。
うつ病というのは全てのモチベーションが削がれてしまう病気というイメージがありますが、
そうでありがならもあれだけの仕事を続けた。もっとも非凡人であるサンローランならでは
と言えますが、その部分には大いに興味を引かれました。
サンローランと切り離して考えられないのが彼の主治医の精神科医。
その精神科医はサンローランとかなりべったりで、ある意味”共依存”状態でした。
本来、医師は患者の治癒に合わせて離れていくことが正しいとされていますが、
それに反しそんな接し方を続けた。と。
そして続けながらもまたサンローランも自身の仕事に打ち込んだのです。
サンローランと主治医の関係や、
(音楽好きの私には当然の事ながら)ピアノの詩人ショパンと女流作家サンドの関係など、
結局のところ人が人とどうか関わり、存命中に何をアウトプットできるのか・・・?
そういう事を何故か最近よく考えてしまいます・・・。
さて・・・
映画の主演はピエール・ニネとおっしゃる俳優さんで、
彼がサンローランの仕事部屋でカメラテストをしていた時のこと・・・
サンローランの愛犬ムジークがピエール・ニネの足元によってきて
座ってしまったなんてことがしょっちゅうあったそうなんです。
ムジークがそんな人懐っこい態度を誰かに示すのはサンローランが亡くなってからは
初めてだ!とスタッフ一同驚いているというエピソードもあったり。
そんな映画イヴ・サンローランですが、なかなか気になっている映画なんです。
事務局 内田健太郎