2015年4月15日
iPadがラーニング・ディスアビリティーズ(LD、学習障害)に果たす役割
最近の読売新聞に「デジタル教科書 学習障害 ハンデ克服期待」とする記事が掲載されていました。
私は個人的にiPadのようなニューデバイスが障害を乗り越える一つのきっかけや有効な道具となりえることは素晴らしいことだと思います。
大人がそういったデバイスの可能性を感じることができる。ということは私たちの子供、孫、あるいは、甥や姪にもそういった方法があることを提案できるのです。
いくら良い方法があってもそれを実現するためのデバイスがなければ絵空事かもしれません。LDに効果を示す使われ方だけを想定してiPadが開発されたわけではないでしょうが、iPad自体がメジャーになり、様々な分野で有効に使われ始めたとともに活用の範囲がこのような事に広がってきたことは大いに歓迎すべきでしょう。
新聞で紹介されていた事例をご紹介しますと・・・(極端に好ましい効果が現れた一例のみにフォーカスしていると考えられなくもないですが)以前は机に突っ伏して居眠りばかりし、テストも毎回10点以下だった児童が、iPadを活用したデジタル教科書を使うようになって90点を取れるようにまでなったと紹介されていました。
デジタル・ネイティブ世代において、様々な問題点も指摘されている中で、いくら素晴らしいデバイスがあっても、良いこと・正しいことに使わなければマイナスです。しかし、それでも、今回のように良い使い方、工夫した上手な使い方を生活に取り入れる方向へと私たちが目を向けることで、子どもたちの将来の成長に大きくレバレッジをかけられる・・・可能性がある。これは素晴らしいことだと私には思えます。
事務局 内田健太郎(O型)