今回は、毎年6月に中央区立男女平等センターブーケ21で行われている「ブーケ祭り」に伺った模様をお伝えします。

ブーケ祭りは今年で22回を迎えます。区内での地域イベントは昨年から徐々に通常開催される傾向にあり、このブーケ祭りも、一時コロナ禍による中止となっていましたが、一昨年3年ぶりに開催され、今年は本来の賑わいを取り戻しています。

また、今年は隣接する「東京都下水道局桜橋第二ポンプ所見学会」も同時開催が復活なり、ブーケ祭り全体の活気がより一層強くなった印象があります。

会場となるブーケ21は、男女共同参画の推進をめざして活動する方を支援し、中央区がだれにとっても自分らしく生きられる地域となることをめざす施設です。

 

(今年の10月5日(土)に豊海小学校で開催される「第21回子どもとためす環境まつり」を主催する中央区環境保全ネットワークのPRブース)

 


 

【取材場所】
○中央区立男女平等センター「ブーケ21」(東京都中央区湊1丁目1番1号)

【訪問日時】
○令和6年6月21日(金)10:00~13:00

 

 

女性センターの名称変更

会場となる「女性センターブーケ21」は、平成5年に女性の地位向上と社会参加を促進することにより、男女平等社会の実現を図るため開設されました。

設置者である中央区では、男女の平等及び共同参画を推進する拠点としての位置付けを明確にするため、令和541日から「男女平等センターブーケ21に名称を改めました。

ブーケ21では、これまで女性団体の育成や活動を支援するとともに、これら団体と連携しさまざまな取り組みを行ってきましたが、開設から約30年が経過し、時代が社会に求めるニーズや人々の声に耳を傾け、検討を重ねた結果名称を変更した経緯となります。

 

 

中央区ブーケ祭りとは?

●ブーケブーケ祭りの目的

ブーケ祭りは、男女共同参画社会を推進する拠点である女性センター「ブーケ21」を利用している団体が主体的に実行委員会を組織し、それぞれの活動の成果を発表する場です。

今年は「~職場で、地域で、家庭で働く人たちへの応援歌~」をテーマに、手作りで多彩な催しを実施するイベントです。

●ブーケ祭りの内容

団体の紹介や活動内容を体験できるブースの設置やコーラス・ダンス・朗読をはじめとして、団体の特長を生かした発表を行います。

さらに、今年は実行委員会企画として、世界でも珍しい女性だけのカルテット「トロンボーンカルテットティンツ(高嶋圭子氏によるピアノ)コンサート」が華やかに執り行われました。

 

(第22回ブーケ祭りのイベントプログラム)

 

 

ブーケ祭りの概要

(1)主催

●中央区ブーケ祭り実行委員会

●中央区

(2) 実施日時

●令和6年6月21日(金)・22日(土) 午前10時~午後4時

(3)会場

●中央区立男女平等センターブーケ21

(4) 内容

●団体の紹介や活動内容の展示、コーラス・ダンス・朗読などの発表 ほか

(5)対象者・費用

●どなたでも・無料

【リンク】中央区立女性センターブーケ21ホームページ(ブーケ祭りの関連記事)

 

(第22回ブーケ祭りのチラシ)

 

 

「ブーケとともに新たな一歩」たくさんの団体が出展しました

当日は、東京の梅雨入り前にもかかわらず激しい雨空でしたが、会場内には例年と同じくたくさんの方が来場され賑わいを見せていました。あらためてブーケ祭りが長年地域に浸透していたことが実感できました。

さらに今年は、隣接の桜橋第二ポンプ所の公開イベントも同時開催され、広がりを感じることが出来たイベントでした。

ブーケ21の役割である「男女共同参画の推進をめざして活動する方を支援」は、当日の交流が地域への貢献として形になっていることを示しています。

時代の変化とともに、地域や支援機関の役割は変化していくことが予想されますが、この地域交流のイベントが今後ますます発展していく事を期待します。

 

(大盛況だったトローンボーンカルテットティンツコンサートの風景)

(傾聴ボランティアグループうさぎの会の皆さん)

(東京都下水道局のキャラクター「アース君」が出迎える桜橋第二ポンプ所施設見学会)

 

 

~誰でも笑顔になれる中央区を目指して~

 

(文責:広報公益委員会)