アットホーム(株)はこのたび、「一戸建て・マンションの“ご近所付き合いの違い”調査」の結果を発表した。1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住で、持ち家に住む30~60代の既婚女性624人(一戸建て312人、マンション312人)を対象として、平成28年10月14~15日にインターネット調査を実施したもの。
現在の持ち家に住み始めて2年以上経っている人

■一戸建てとマンションでは、「会話を交わす」や「おすそ分け」で差
「ご近所さんとの現在の付き合いの程度」を単一回答で聞いたところ、「親しい」と回答した人の割合は、一戸建てで50.0%(「とても親しい」3.5%、「まあまあ親しい」46.5%)、マンションで34.3%(同1.0%、33.3%)となり、「一戸建ての方が約16ポイント高く、マンションよりも親しい付き合いをしていることがうかがえる」結果となった。また、「全く付き合いがない」との回答は、一戸建てで7.4%、マンションで19.2%となった。

「現在、ご近所さんとはどのような付き合い方をしているか」を複数回答で聞いたところ、一戸建て・マンションともに最多は「遭遇した際に軽く挨拶を交わす」(一戸建て79.8%、マンション84.9%)で(図1)、次いで「遭遇した際に立ち止まって少し会話を交わす」(同60.3%、43.9%)、「お土産やおすそ分けを渡す(もらう)」(同42.3%、23.7%)の順となった。一戸建てとマンションでは、「遭遇した際に立ち止まって少し会話を交わす」では16.4ポイント、「お土産やおすそ分けを渡す(もらう)」では18.6ポイントの差があり、同社では「実際の付き合い方からも一戸建ての方が親密な様子がうかがえる」としている。

一方、「ご近所さんとは、どのような付き合い方が理想だと思うか」を複数回答で聞いたところ、最多は、「現在の付き合い方」と同じく「遭遇した際に軽く挨拶を交わす」(一戸建て71.8%、マンション69.2%)だったが、「現在の付き合い方」よりポイントは下がった。逆にポイントが上がったのは「遭遇した際に立ち止まって少し会話を交わす」(同62.2%、55.4%)で、特にマンションでは11.5ポイントアップしたことから、同社では「現在はあまり付き合いのないマンションの人も、半数以上は立ち止まって話をするくらいの関係性を求めているようだ」と見ている。

【リンク】出典:不動産ジャパン