2018.01.17
●国土交通省 住宅局 住宅政策課
既存住宅の流通促進に向けて、国土交通省の告示による特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度(「安心R住宅」)を創設しました(告示公布平成29年11月6日・施行平成29年12月1日)。今回はその概要を紹介します。
■背景と目的
既存住宅流通市場の活性化のためには、既存住宅の質の向上、適正な評価、安心して取引できる環境の整備等のこれまでの取り組みに加えて、「不安」「汚い」「わからない」といった従来のいわゆる「中古住宅」のイメージを払拭し、消費者が「住みたい」「買いたい」と思う「新しいイメージの既存住宅」を選択できるようにしていくことが必要です。
このような背景から、耐震性があり、インスペクション(建物状況調査等)が行われた住宅であって、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅に対し、国の関与のもとで事業者団体が標章付与を行う仕組みである「安心R住宅」制度が創設されました。