~『社会福祉法人 中央区社会福祉協議会 障害者就労促進部 さわやかワーク

中央・障害者就労支援センター』を訪れて~

平成23年11月29日(火)13:30 中央区東日本橋2丁目にある『さわやか中央

・障害者就労支援センターを訪れました。

今回お話頂いた方は、障害者就労促進部長 山﨑 榮三 様、促進課長 岸 雅典

様、主任 就労支援コーディネーター 和知 智一 様の三名です。

そもそも『社会福祉協議会』とは?

社会福祉協議会とは、地域福祉を推進することを目的に社会福祉法に基づき設立

された社会福祉法人です。

地域福祉の担い手として、区民の皆様をはじめ町会・自治会、各団体、企業、

行政など多くの方々と連携し、誰もが住み慣れた地域で安心して快適な生活

が送れるよう様々な福祉活動を行っています。

福祉のまちづくりを進めるため、地域の皆さんと一緒に考え、皆さんの活動を

お手伝いいたします。(中央区社会福祉協議会ガイドブック抜粋)

【中央区障害者就労支援センター】

障害者就労支援センターとは?

その中で、今回取材させていただいた「中央区障害者就労支援センター」

というのは大きく分けて4つのセクション(管理部、在宅福祉サービス部、

ボランティア・区民活動センター、障害者就労促進部)の中の障害者就労

促進部に該当する部署になります。

あくまで障害者がメインのセクションです。

こちらでは、障害のある方(身体障害・知的障害・精神障害)が一般企業

などへ就労する機会を広げ、就労後も安心して働き続けられるように、

専任のコーディネーターが就労や生活に関する相談や支援を行っています。

行政との連携を取りながらの活動になりますが、都心部に位置する中央区

は大企業が多く受入れ先も多いはずなのですが、実際のニーズとのずれが

生じてなかなか思うように受入れていただけない現状があるようです。

地域で取り組む就労支援の先進事例

そのような中でも、例えば、ヤマト運輸の元会長 小倉昌男氏が個人資産

で財団を作ったことが始まりの株式会社スワンが経営する「スワンカフェ」、

銀座3丁目 紙パルプ会館屋上で行っている「銀座みつばちプロジェクト」

への参加・・などの様な障害者の方が働ける場を作り、地域が一緒になって

活動している事例もあります。

また、中央区障害者就労支援センターがある東日本橋は、言わずと知れた

問屋街ということから、障害者向けの仕事(梱包・包装など軽作業)がかなり

あるようです。

【中央区障害者就労支援センター屋上の憩いの場】

就労支援センターと就労者の方が抱えている問題とそれに対する支援策

現在抱えている問題としては、もちろん障害者の就労先もそうですが、

障害者の方々が息抜きをする場所が少ないとのことです。

【中央区障害者就労支援センター会議室がクリスマスパーティー会場に!】

例えば、一般の人達は、『仕事帰りの一杯でストレスを発散する!』という

ことが出来ますが、障害者の方々にはそれはちょっと難しいので、それに

代わる憩いの場「たまり場」という場所の提供を各企業ならびに私達不動産

業者にお願いしたいというご要望がありました。

その「たまり場」の活用事例としてこちらの中央区障害者就労支援センターでは

ビルの一部を障害者の方々に月に1回開放して自由に使ってもらっています。

実際の活用例としては、次のようなものがあります。

『もちろん、飲み物や食べ物の持ち込みはオーケー!』

『お菓子を食べながらテレビを観るもよし』

『みんなでおしゃべりするのもよし』

『なんならカラオケ大会もオーケー!』

『…みたいな感じで!』

中央区障害者就労支援センターでは、こういう場所を中央区内にどんどん

増やしていきたいと語っておりました。

先ほどお伝えしました「スワンカフェ」では、実際に年に何回か貸切にして、

就労支援センターを利用の障害者の方々に、季節のイベントなどでフリーに

使ってもらっています。

【障害者の方々の就労風景写真】

みんなで「働きやすく、住みやすい、誰でも笑顔になれる中央区」にしませんか?

 

 

文責:中央支部広報委員会