今回は、一昨年日本橋小学校(日本橋人形町一二丁目)で行われた「育フェスCHUO2019」に続き、今年の同イベントの模様をお伝えします。

2015年度から毎年開催してきた育フェスCHUOですが、昨年度は新型コロナ感染拡大により中止となり、2年ぶり6回目となる今年度は、初めてのオンライン開催となりました。
育フェスCHUOではイベントの趣旨を「知ろう!つながろう!中央区の子育て」としていますが、参加される方の多くは情報収集を大きな目的としており、その傾向は回を経るごとに強くなってきたように感じます。

 

(オンラインで実施されたイベントの模様)

 


 

【ご協力頂いた方】
○育フェスCHUO2021実行委員会代表 堀越 千代 様

○保活座談会主催、育フェスCHUO発起人 高橋まきこ様
【取材場所】
○オンラインにて実施

【開催日時】
○令和3年11月3日(水・祝)10時00分~
【備考】
○中央支部は活動紹介団体としてイベントページに掲載参加

 

 育フェスCHUOとは?
育フェスCHUOは、中央区で地域活動を続けてきたグループが集まってできた非営利団体です。
キッカケは、中央区の「子ども子育て会議」委員会で出会った当時、高橋さん含む有志の方たちが、「区民活動として子育て世帯を元気にできないか」と子育て支援活動に関心のあるパパ・ママを中心に、集まり、話し合いを始めたことからでした。
中央区で地域活動を続けてきたいくつかのグループが集まり、後援・協力・協賛を得て、育フェスCHOUの企画運営にあたっています。育フェスCHUOは2015に第一回が開催され、今回で6回目の開催となります。
●イベント概要
○開催日時:2021年11月3日(水・祝)10:00~16:00 
○開催場所:オンライン開催
 ※感染予防の観点から、イベントサイトを公開のうえ座談会等をオンラインで開催
○参加対象者:参加:中央区で子育て中のファミリー、これから子育てをする方
○出展団体等:中央区内で子育て支援活動を展開している団体または個人等
○主催:育フェスCHUO実行委員会
※育フェスCHUOは、社会教育会館・協働ステーション中央等登録団体
○後援:中央区・中央区教育委員会・中央区社会福祉協議会
○協力:中央エフエム
○地域参加団体:日本橋パパの会/Daddy Park Trainig(勝どきパパの会)/papa’sドクターカフェ/日本橋チアリーダー/studio cozy home/保活座談会/スマイルキッズラボ ほか
●主なプログラム
【中央区子育てサポーター座談会】
○テーマ1:保活をいっしょに考える
○テーマ2:学童クラブの過ごし方とお弁当のこと
○テーマ3:小学校「特認校」の生活
【リンク】育フェスCHUO2021 公式イベントページ
【リンク】育フェスCHUO2021 YouTube

 

 

(育フェスCHUO2021の案内チラシ)

 

■人気コンテンツの「子育てサポーター座談会」は100件の申込み
主要コンテンツの一つ「子育てサポーター座談会」は、オンラインを中心に、3つのテーマでのべ100件にのぼる参加申込みがありました。
参加者の中には3つのコンテンツ全てに参加される保護者や、熱心な質問を問いかける方など活発な交流がありました。

(育フェスCHUO2021参加者の方の属性/アンケート結果より)

 

■参加者アンケートでみられた「中央区子育ての困りごと」
育フェスCHUOでは、特設サイトにて中央区の「出産~子育て」について、困ったことや不安に思っていることに関する参加者アンケート調査を行いました。
アンケートに寄せられた主な回答は次の通りでした。*アンケート結果から一部抜粋

【子育て全般】 ・夜間に混んでなく信頼できる病院があるか不安です。
・気軽に遊ばせられる屋内施設がもっとあると良いと思います。
・八丁堀駅にエレベーターがなくベビーカー移動が不便で困っている。
・就労との両立。職場復帰~就学などステージ毎に不安がある。
・月島地域は特にこどもの人数に対するサービスの受皿が少ない。
【保育園】 ・双子なので保育園に入れるかが心配。
・保育園・学童の待機問題が解消するよう願っています。
・保育園に入れるかどうかが不安
【小学校】 ・小学校の人数が多すぎる、学童に入れるのかどうか不安。
・小学校入学後の放課後の過ごし方
・中学受験する割合や中央区の子育てを知りたい。
・フルタイム勤務でママたちとの交流の機会がなく、情報が入らない。

 

■オンラインで「つながりを共有」できる仕組みづくり
前回の育フェスCHUOに引き続き、グラフィックコミュニケータの本園大介さんが、グラフィックレコーディング(グラレコ)を作成してくれました。グラレコとは、会議やイベントの情報を絵や図を使ってリアルタイムに記録することです。
当日は、参加者間のリアルタイムな内容の共有に加え、ホームページでの公開を通じ、後日のアーカイブ視聴や、グラレコのコンテンツで内容を確認できるしくみを作り、オンタイムで参加できなかった方にも情報提供ができるようにしました。

また参加者からは、『生の声を伺い小学校に上がってからの生活をイメージすることができた』『実体験にもとづいた話は具体的で非常にわかりやすかった』などの意見が出され、実行委員の皆さんにとっても、たくさんのコミュニケーションの場となって「つながり」が実感できるイベントとなりました。

 

(座談会テーマ1「保活をいっしょに考える」のグラレコ)

(座談会テーマ2「学童クラブの過ごし方とお弁当のこと」のグラレコ)

(座談会テーマ3「小学校『特認校』の生活」のグラレコ)

 

 

 

 

~誰でも笑顔になれる中央区を目指して~

◎文責:広報公益委員会