今回は、中央区内で活動されている民生・児童委員協議会の有志の方が立ち上げた新しい子育てサロンを訪れた際の模様をお伝えいたします。

子育てサロンの拠点名称は「子育てサロン ユルっと銀座」といいますが、その名の通り地域に暮らす区民のための子育てに関するゆるやかな居場所として、自然な交流を促進することを活動の目的としています。

訪問した日は、子育てサロンの第2回目の開催日となりました。

 

(京橋コミュニティルーム和室の会場)

 


 

【ご協力頂いた方】
○ちゅうおうボラネット(中央区登録ボランティア連絡協議会)代表 鈴木 英子 様

【取材場所】
○京橋公園内 京橋コミュニティルーム和室(東京都中央区銀座1-25-3)

【取材日時】
○令和4年11月18日(金)13時00分~14時30分

 

 中央区の子育支援活動

平成24年に施行された、子ども・子育て支援新制度(「子ども・子育て支援法」、「認定こども園法の一部改正」、「子ども・子育て支援法及び認定こども園法の一部改正法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」の子ども・子育て関連3法に基づく制度)から10年が経過しましたが、中央区では同制度に規定されている「地域の実情に応じた子ども・子育て支援」事業を様々な形で実施しています。

その一つに、子育て交流サロン「あかちゃん天国」があり、中央区の子ども家庭支援センターや児童館などの拠点で、常駐の専門職員が育児に関する相談支援や、交流の居場所提供を行っています。

その他、中央区内における子育てに関する相談支援拠点や居場所は、中央区社会福祉協議会をはじめ、区民の任意組織になどフォーマルサービスからインフォーマルサービスまで幅広く実施されています。

【リンク】中央区webサイト「子ども・子育て支援新制度について」

 

■イベント概要

○タイトル:第2回「みんなの笑顔を繋ぐ場所 子育てサロン ユルっと銀座」

○主催:京橋地域 民生・児童委員協議会有志

○日時:11月18日(金)10:00~19:00

○場所:京橋プラザコミュニティルーム和室

○協力:銀座一丁目駅徒歩1分図書館(ぎんいち)、銀座ぷらっとサロン

○対象:0歳以上学童(未就学児は保護者同伴)、子育て中のママパパ、応援するじぃじばぁば、これからママパパになる方も

○費用:無料

【リンク】子育てサロン ユルっと銀座イベント案内webサイト(中央区社会福祉協議会Facebookページ)

 

(イベント案内チラシ)

 

 地域ぐるみで温かく見守る居場所

「子育てサロン ユルっと銀座」は、今年の10月14日(金)スタートしました。このサロンは、京橋地区の民生・児童員委員を中心にした有志の皆さんが企画し新たに立ち上げました。

子育てサロンでは、自由でゆるやかな空間を提供するため、利用料が無料であり、また開設時間内は利用者が自由に出入りできるような運営を行っています。

保育園や小学校などが終わった後の夕方以降の時間帯は、たくさんの子どもたちと保護者の方が来場し、とてもにぎわっています。

来場した子どもたちは、サロンにたくさんあるおもちゃから、自分好みのものを選び、それを使って思い思いに遊び楽しんでいました。また、来場者同士のちょっとした交流も見られ、「自然なつながりの場」が醸成されていることが実感できました。おもちゃは、社会福祉協議会から貸与頂いて開設期間中備え付けています。

今後の子育てサロンが、地域の皆さんの当たり前の居場所になることを期待したいです。

 

(おもちゃ各種「機関車トーマスのプラレール」)

(おもちゃ各種「お手玉・LEGO」)

(おもちゃ各種「ハンドメイドの柔らかくて大きいボール」)

 

■「銀座ぷらっとサロン」が運営協力

「子育てサロン ユルっと銀座」では、銀座ぷらっとサロンが運営の協力を行っています。

銀座ぷらっとサロンは、中央区の高齢者通いの場支援事業の拠点の一つで、おおむね65歳以上の方が自由にご参加できる高齢者の交流サロンです。子育てサロン ユルっと銀座と同じく無料で参加できます。中央区内には令和4年7月1日現在で14拠点が活動中です。

「銀座ぷらっとサロン」が、「子育てサロン ユルっと銀座」を支援することで、世代の垣根を越えた地域交流・居場所の展開が実現できています。

 

(出展:「高齢者通いの場マップ」中央区高齢者福祉課高齢者活動支援係)

(たくさんの遊具が備わった京橋公園は関東大震災の復興記念公園として整備されました)

 

~誰でも笑顔になれる中央区を目指して~

 

文責:中央支部広報公益委員会