(株)東急コミュニティーはこのたび、「家事代行サービスに関する意識調査」の結果を発表した。平成29年5月12~14日に、首都圏(1都3県)の分譲マンション居住者を対象としてインターネット調査を実施し、2,986人の有効回答を得たもの。

■家事代行サービスの利用経験者は3%、利用理由は「質の高い出来ばえを期待」

家事代行サービスをこの1年間に利用したことがあるか、また、今後利用したいと思うかを単一回答で聞いたところ、「利用したことがある」は3%で、「利用したことはないが、今後利用してみたい」は17%、「利用したことはなく、今後も利用しない」は80%だった。
家事代行サービスを「利用したことがある」または「利用したことはないが、今後利用してみたい」と回答した517人に、利用した(してみたい)理由を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「質の高い出来ばえを期待して」(48.5%)で(図1)、次いで「家事が面倒」(38.1%)、「プロの技を見たい、教えてもらいたい」(36.9%)の順となった。
また、ライフステージ別に見ると、「自分のための時間を確保するため」と「家族とゆっくり過ごす時間を確保するため」は、単身世帯では13.7%・4.1%、夫婦のみ世帯では10.2%・6.6%だったが、子育て世帯では15.4%・18.3%、親同居世帯では34.4%・17.2%と高くなっており、子育て・親同居世帯では「家事より自分や家族のために有意義に時間を使いたいというニーズが見られる」と同社では見ている。
なお、利用したことがある88人の利用した理由を見ると「質の高い出来ばえを期待して」(38%)が最も多く、次いで「自分でやりたいが時間がない」「仕事が忙しい」(31%)、「家事が面倒」(28%)の順となり、同社では「多忙を背景に質の高いサービスが期待できるなら利用したいというニーズが表れている」と見ている。

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