今回は、千葉県佐倉市にある佐倉草ぶえの丘で行われた「笑顔deつながる ふくしフェスタ」に伺った模様をお伝えします。

このふくしフェスタは、昨年に続き今回で第3回目となる開催で、佐倉市や佐倉市社会福祉協議会、淑徳大学の後援のもと、佐倉青年会議所とふくしフェスタ実行委員会が主催しているイベントです。

サブタイトルには「~手と手と手、つながる!明るい未来~」と謳い、年齢・性別・障がいの有無に関わらず、みんなで集まって楽しもう♪をテーマに、当日はみんなが楽しめる居場所を緒に体験できるプログラムとなっています。

 

(子どもたちに大人気の「ゆかりねぇさんの虹色シャボン玉」)

 


 

【ご協力頂いた方】

○ふくしフェスタ実行委員会財務担当 新関 孝太郎 様

(特定非営利活動法人 全国重症児支援連絡協議会 代表理事)  

○佐倉草ぶえの丘 様

【取材場所】
○佐倉市 産業振興部 佐倉草ぶえの丘(千葉県佐倉市飯野820番地)

【訪問日時】
○令和5年9月30日(土)10:30~15:00

 

 

■「笑顔deつながる ふくしフェスタ」とは?

地元で活動する有志の皆さんが発起人となり、自治体を含めた地域活動団体を巻込んで作り上げた地域交流イベントです。3回目となる今年は、来場者2,000名を想定する規模まで成長しています。

 ふくしフェスタの目的

サブタイトルに手と手と手、つながる!明るい未来のスローガンを掲げ、年齢・性別・障がいの有無に関わらず、みんなで集まって楽しむことをテーマに掲げています。

佐倉市を中心にした地域で生活や活動をしている、様々な人たちが一つの想いのもとに集い、交流する「地域福祉の総合的発展を目指したイベント」です。

出展者と来場者が程よい距離で一体化しており、自然体で参加できる楽しいイベントになっています。

●ふくしフェスタの内容

【メインステージエリア】

八街和楽太鼓&ジュピター

プロドラマーの星矢氏とのスペシャルコラボで、障がいの有無関係なしに楽しめる和太鼓とダンスのステージ。

パントマイム&バルーンショー

昨年も好評だったパフォーマー星矢氏によるパントマイム&バルーンのステージショー。

佐倉西高校ダンス

佐倉西高等学校ダンス部の皆さんによるカッコイイダンスのステージ。

 

【遊び&体験ブース】

就労支援事業所販売会&体験ブース

就労支援事業所等がブースを出展し、手芸品の販売会や福祉ネイルサロン体験などのプログラムを実施。

芝生ひろば 遊び・体験ブース

佐倉青年会議所・佐倉市社会福祉協議会や淑徳大学その他社会福祉法人から、スポーツスクール・格闘技スタジオに至る皆さんが出展する各種体験コーナーなど。

屋台&キッチンカー

手作りカレーライス・ハンバーガーや、各種ドリンクスタンドなどのキッチンカーが勢揃いする本格的なフードエリア。

 

 

(第3回「笑顔deつながる ふくしフェスタ」イベントチラシ)

 

●イベント概要

○主催:公益社団法人佐倉青年会議所/ふくしフェスタ実行委員会

○後援:佐倉市/佐倉市社会福祉協議会/淑徳大学

○開催日時:2023年9月30日(土)10時30分~15時00分

○会場:佐倉草ぶえの丘芝生ひろば・第2キャンプ場(千葉県佐倉市飯野820番地)

○対象者・参加費用:【対象】市民・一般来場者【参加費用】入場無料(佐倉草ぶえの丘入園料は有料)

【リンク】「笑顔deつながる ふくしフェスタ」 案内ページ(Facebook)

【リンク】「笑顔deつながる ふくしフェスタ」 案内ページ(佐倉青年会議所webページ)

 

 

■ふくしフェスタ実施にあたっての想い

ふくしフェスタ実行委員長の井野口さんから、このイベントの実施にあたって次の様な想いを語って頂きました。

 

『パラリンピック等を通して「障がいのある方」にも注目されている昨今ですが、その注目は主に「身体の障がい」が多 く、「知的の障がい」や「精神の障がい」の認知はまだまだ不足していると考えます。

それら障がいのある方の生きづらさは、決して本人や家族だけの問題ではなく、地域そして社会の問題であり、皆が向き合わなくてはらない現実でもあります。

地域の共生社会の実現に向けて、障がい者施設と企業との交流は、雇用や地域の発展に必要不可欠と考えました。

このイベントは、障がいの有無、年齢問わず、皆が同じ場所で楽しむことで、お互いを理解し、その個性の違いを知ることを目的とします。

また、障がい者雇用に繋がる出会い、また保護者にとっても情報を得られる場所を提供する場所ともなり得ると考えます。

また地域としては、住み続けるまちづくりというテーマで、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的、かつ利用が容易となる緑地や公共スペースへの普遍的アクセスの提供が求められます。

当イベントを開催した事により、性別問わず様々な年代が集い、交流の場となったことで、住み続けたいと思う愛郷心が芽生えたと思います。

最後に、さまざまな経験や資源戦略を基にした、効果的な戦略をたて、公的、官民、市民社会がパートナーシップ持ち、地域共生社会・住みやすい街作りの一助になればと考えております。実行委員長 井野口ひろみ』

【リンク】ふくしフェスタ 実行委員長のイベント実施趣意・動画(Facebook)

 

(ふくしフェスタ実行委員長あいさつの風景)

 

 

■自然とふれあう体験型都市公園の「佐倉草ぶえの丘」

佐倉草ぶえの丘は、緑豊かな自然の中で農業体験や生き物とのふれあいを通じて、子どもたちに豊かな人間性を育んでほしいと願い昭和54年に開園しました。

施設内には、線路の長さが国内最大級(全長1.1キロメートル)を誇るミニ鉄道アスレチックなどの遊び場ほか、陶芸体験教室キャンプ場(団体のみ)や最大200人収容可能な宿泊施設なども整備されています。

また、世界的にも貴重なバラの原種やオールドローズを中心に約1,250種類2,500株が植えられた本格的バラ園があるほか、入口の直売所では、地元の新鮮な野菜も販売しています。

施設概要

○設置主体:佐倉市

○所在:千葉県佐倉市飯野820番地

○交通アクセス:(自動車利用)東関道佐倉ICから約25分/(公共交通機関利用)京成佐倉駅北口から佐倉市コミュニティバス利用で約10~20分

○開園時間:午前9時~午後5時(最終入園は、午後4時まで)

○休園日:年末年始(12月29日~1月1日)

 11月1日~3月19日までの月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日)

○電話:043-485-7821 /ファクス:043-486-1854

○入園:大人410円(高校生以上)/小人100円(小中学生)/未就学児無料

*ミニ鉄道乗車料金別途(320円)

*団体割引・お得な年間パスポートあり

【リンク】佐倉草ぶえの丘:施設のご案内ページ(佐倉市Webサイト)

 

(新幹線のドクターイエローも走るミニ鉄道)

(東京都交通局から寄贈された「都営三田線6000形車両」)

 

 

■当日の模様

今年は、一時的な降雨時間帯はありましたが、概ね天候にも恵まれ、すごしやすい一日となりました。

広大な会場の佐倉くさぶえの丘には、ふくしフェスタの会場以外にも楽しめる居場所・遊び場があり、家族連れを中心に、たくさんの来場者でにぎわいをみせていました。

 

(さくらあったか食堂の会場にもなった「昔の民家」)

(八街和楽太鼓&ジュピターのステージパフォーマンス)

(日本食のプロが美味しいファストフードを提供する「キッチンカーぎんろう」)

(家族連れでにぎわうステージ前エリアの出展ブース)

(好評だった椅子取りゲーム!)

(佐倉市に拠点のある総合格闘技スタジオ「SILVER BACK HOUSE」の渡邉代表とメンバーの方)

 

 

 

(文責:広報公益委員会)