(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、「『住まいの買いどき感』調査(2016年12月度)」の結果を発表した。一般生活者の「買い時感」の実態を把握することを目的に、3ヶ月に1度実施しているもので、今回は平成28年12月26~31日に、首都圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)、札幌市、仙台市、東海(愛知県・岐阜県・三重県)、関西(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)、広島市、福岡市に在住している20~69歳の男女を対象としてインターネット調査を実施し、4万8,440人の有効回答を得た。

■「住まいの買い時と感じる」人は15.6%、前回の17.4%から低下

持ち家非意向者(「賃貸に住み続けたい(持ち家を買うつもりはない)」)と未定者(「まだわからない、未定」)を除いた人に、「今は住宅の購入や建築・リフォームのタイミングだと感じているか」を単一回答で聞いたところ、「住まいの買い時」と感じている人は15.6%(図1)で、前回(平成28年9月)の17.4%から1.8ポイント低下し、「過去3年間で2番目に低い値」となった。このうち、住み替えやリフォームを検討している人の買い時感を、検討している住宅種別ごとに見ると、注文住宅の購入検討者では40.6%(前回41.5%)、新築分譲マンションの購入検討者では38.6%(同40.2%)、新築分譲一戸建ての購入検討者では40.4%(同40.9%)、中古一戸建ての購入検討者では40.1%(同40.5%)と前回より低下したが、中古マンションの購入検討者では36.8%(同35.4%)となり、前回より1.4ポイント上昇する結果となった。検討種別ごとの特徴について、同社では「物件価格が上昇しているマンション系の買い時感が30%台、マンションほどの価格上昇が見られていない一戸建て系の買い時感は40%台となっている」と分析している。

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