Tips – 業界経験は必要?

不動産業は、宅地建物取引免許の申請やそれに伴う諸条件を整えれば、不動産業界の経験がなくても開業することは可能です。しかし実際に営業していくことを考えると、いつまでも素人のままではいられません。そこで、業界特有のノウハウや専門知識・情報を効率的に入手できる方法をご紹介します。

同業者との関係を大事にする

特に開業初心者にとって、経営ノウハウや地域の消費者動向、物件情報など同業者から学べることはたくさんあります。「同業者=ライバル」と安易に考えず、普段から積極的に交流を図り、良好な関係を築いておきましょう。

物件の情報交換

客のニーズに見合う物件がない場合、他の同業者に紹介するケースがあります。同様に、他の同業者から客を紹介してもらえるケースもあります。こうすることで客の満足度も上がりますし、他の同業者にとっても客を紹介してもらえるメリットがあります。

専門家の情報交換

必要書類を作成する行政書士、税金関連の手続きを任せる税理士、建築士など、不動産業を営む際には専門家の人脈も重要になります。こうした専門家は自分で漠然と選ぶよりも、同業者同士で紹介し合った方が、不動産業界に強い・信頼のおける専門家に出会える確立が高いといえます。

協会のサービスを活用する

全日本不動産協会・不動産保証協会に加入することで、会員だけが受けられるさまざまなサービスを活用することができます。ここでは、協会が提供するサービスの活用例をご紹介します。

活用例1:最新の業界知識・情報を仕入れる

業界経験がない・浅い人にとって、協会主催のセミナーや実務研修などは業界知識を学べるいい機会になります。また、協会発行の会報誌などで業界動向もチェックすることができます。

活用例2:困った時は専門家に相談する

物件契約時のトラブルや経営上の問題などが起きた時は、弁護士による法律相談をはじめ、各分野の専門家による無料相談を活用しましょう。

活用例3:業務支援サービスを利用する

協会作成の各種契約書類、ホームページ自動作成などの多彩な業務支援サービスを利用すれば、よりスムーズ&効率的な業務を行うことができます。

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